全労協/ 個人タクシー世田谷第三職員支部ストライキ決行! / 新聞 2020年2月号

全労協個人タクシー世田谷第三職員支部ストライキ決行! / 新聞 2020年2月号

 


 

 

全国一般東京東部労組

個人タクシー世田谷第三職員支部ストライキ決行!

 

全国一般東京東部労組の個人タクシー協同組合世田谷第三職員支部に加入する女性職員二人が一月八日、初めてのストライキを決行した。二人は、東京・世田谷の個人タクシー乗務員でつくる東京都個人タクシー協同組合世田谷第三支部に雇用されている事務職員。使用者側のパワハラに対抗すべく昨年五月に労組を立ち上げた。

 

ストライキの理由は、六十歳定年後に半額以下の低賃金でしか再雇用しないという使用者側に対して生活できる労働条件での再雇用を求めることと、この間の不当労働行為(労働組合からの脱退強要)に抗議するため。職員二人は東部労組本部の担当者とともに使用者に対して通告書を読み上げてストライキに突入。事務所から外に出ると、そこには約七十人の労働者がプラカードや旗を掲げて支援に駆けつけていた。二人は参加者から「がんばれ!」のシュプレヒコールを浴びながら団体交渉を行うために再び事務所に入った。

 

交渉中も外では支援者の連帯アピールやシュプレヒコールが絶え間なく響いていた。交渉後、行動参加者と合流した二人は「外に出た時のみなさんの顔を見た時、本当に心強かった。労働者の生活を守るための労働条件を勝ち取りたい」「こんなに多くの人たちが来てくれて胸がいっぱいです。力がわいた」と今後も闘う決意を表明した。

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