全労協/ 全国一般東京東部労組 雇い止めを撤回 / 新聞 2018年8月号
●全国一般東京東部労組
雇い止めを撤回
東京・葛飾の個人タクシー運転手でつくる東京都個人タクシー協同組合葛飾第二支部(池上精一支部長)で雇用されている女性の事務職員三人が、雇い止めの撤回などを求めて労働組合を結成し、七月十一日に組合結成を使用者に申し入れ、団体交渉で雇い止めの撤回を勝ち取りました。
東京東部労組本部スタッフと葛飾地域の労働組合の共闘組織「葛飾区労協」の三浦議長(東京清掃労組)が同席する中、組合員三人は、「高年齢者雇用安定法で少なくとも六五歳までは安定した雇用を保障しなければならないはずだ」、「経営悪化と言いながら新たに職員を採用しているではないか」、「二十年近くも協同組合のために頑張って働いてきた白浜組合員の生活や尊厳をどのように考えるのか」と真剣に訴えました。法律を守らず、職員の声に耳を傾けない場合にはストライキなどの争議行為を行うことも辞さないと迫りました。
その結果、使用者側からの八月十五日での雇い止め通告を白紙に戻すことを約束する確認書を労使で署名して締結することができました。これまで職場で不満や疑問があっても我慢するしかなかった労働者が労働組合を作ったことで手にした初めての「勝利」です。