全労協/ 朝倉 玲子 全国一般三多摩労組 / 新聞 2019年8月号

全労協朝倉 玲子 全国一般三多摩労組 / 新聞 2019年8月号

参議院選挙を闘って


参議院選挙東京選挙区

労働祖合の団結と運動の前進を
訴えた選挙の経験を生かす

朝倉 玲子 全国一般三多摩労組


 この七月に参議院選挙東京選挙区社民党から出馬し、多くの組合の皆様には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。とりわけ、渡邉洋全水道東水労委員長には、労働組合推薦依頼回りから始まり、選挙戦では度重なる応援演説をいただき、本当にありがとうこざいました。

 当選ラインの五〇万票超えには全く届かない票数でしたが、労働問題ばかり話し続けて八万六千人強が票を入れていただいた重みはありがたい限りです。全労協以外の労働組合にもこ推薦をいただいたので東京全労協加入総数四万三七六五人は基礎数ではありませんが、もう少し組織化に頑張れる気がしています。

 ただ、選挙戦を終えた七月二十一日にはタニタが「社員の個人事業主化が本当の働き方改革だ」と発表し、七月二十五日には労働基準法三八条(異なる事業所での労働時間通算)の見直しを厚生労働省がまとめたとの記事が出ました。これらのことが、敗退したことよりも、□惜しいです。訴えるチャンスを活かしてきれなかった、やっぱり力が欲しいという思いです。

 社民党の要望を受けた時、私は三つの目標を掲げました。

 一つ目は、私の所属労組である全国一般三多摩労働組合の団結と運動の前進を崩さないこと。

 二つ目は、労働法改悪を阻止するための情宣。

 三つ目は、個人加入の労働組合の素晴らしさを世間に伝えること。

 一つ目。一ヵ月かけた討議のち執行委員全員の賛同を得て、選挙期間中の労働相談・団体交渉・都労委・応援演説を委員長他で担い、労働相談用パンフも完成、労働相談も新規加入も増加し達成できました。

 二つ目。TV取材時も含め何度も演説し、とにかく頑張りました。でも、どこまで伝わったのかというと、無念でなりません。社民党議員さんたちの理解がとても深まった
という成果はありました。

 三つ目。組合加入希望者が増えたので、少しは響いたと思います。二月に社民党から要請を受け、三月は組合内討議に終わり、四月は統一地方選と、五月から始めた選挙期間は短く、バタバタで不十分なところだらけでしたが、とりあえず、社民党も政党要件を維持することができました。この経験を今後の運動に反映していきたいと思います。重ね重ね、ありがとうございました。