4・9けんり春闘中央総行動 / 全労協新聞 2021年5月号

4・9けんり春闘中央総行動 全労協新聞 2021年5月号 

 


#全労協 

 

 

4・9けんり春闘中央総行動
争議支援・経団連行動
銀座デモを取り組む


 四月九日午後よりけんり春闘中央総行動は、東京・鶯谷駅前での全統一労組ピードア分会と東京駅八重洲北の神奈川シティユニオン新日本ウエックス分会という、二つの移住労働者解雇撤回争議を闘う仲間たちによる連続した社前抗議行動が展開された。

 鷲谷ホテルシャーウッドを始め都内十五店舗を経営する(有)ピードアによるフィリピン移住労働者全員解雇に対し、長谷川分会員を先頭に五九人の分会員は、解雇撤回と未払賃金を支払わせる反撃の闘いを断固開始している。新日本ウエックス野田のクリーニング工場で十八年勤続の日系労働者タカギさんは、コロナ禍の契約途中の不当解雇撤回、社会保険未加入問題など団交拒否を許さず闘い続けている。いずれの社前抗議集会でも、一〇〇人近くの支援の仲間による「解雇撤回!移住労働者への差別を許さないぞ」とのシュプレヒコールが、ビルの谷間にこだました。

 けんり春闘中央総行動経団連前集会は、一三〇人の結集で、中原全労協常任幹事の司会で始まった。21けんり春闘共同代表の全労協渡邉洋議長が「森喜朗元オリパラ組織委員長の女性差別発言とそれを擁護する経団運中西会長は許せない。コロナ対策・医療現場・中小労働者の窮状を直視せよ。五〇〇兆円に迫る巨額の内部留保を今こそ吐き出せ!八時間働けば暮らせる社会を!全ての労働者が希望を持って働ける社会を求め春闘後半戦を闘おう」と力強く主催者挨拶を行った。

 郵政ユニオン、全統一労組、神奈川シティユニオン、全水道東水労、全国一般東京南部ケアワーク連絡会と発言が続いた。移住連代表理事の鳥井さんが「入管法改悪を許さず、国会前での座り込みを!」と訴えた。全日建連帯関東支部の久嶋さんは「関西生コン支部弾圧を糾弾し、四月十七日シンポジウムの成功を」と訴えた。集会は、平賀共同代表が団結ガンバローで締めくくり、日比谷公園中幸門を出発点に銀座デモ・鍛冶橋までのデモコースを、道行く人へ声高らかに21春闘勝利を訴えた。