全労協/ 宮城憲法集会 / 新聞 2019年6月号



5・3憲法集会


宮城憲法集会
軍事拡大と改憲は一体である


 五月三日「憲法記念日」、宮城県仙台市では「憲法を活かす宮城県民集会」が開催された。宮城憲法会議、憲法まもる市民委員会、宮城県憲平和センター、みやぎ九条懇話会(呼びかけ人会議)の四団体か主催、一〇〇〇人の人びとか集まった。

 集会冒頭、伊藤真弁護士が語るDVD「そもそも憲法何のためにあるのか」か上映された。第一次安倍政権の時代であるが、原点に立ち返って考えようという内容は説得力があった。石井暁さん(共同通信編集局編集委員)が、「戦争法案の自衛隊の変質と安倍改憲の真の狙い」と題して記念講演。二〇一二年十ニ月の第二次安倍政権成立以降の動きについて、政治と「軍事」を関連づけて説明をした。二〇一三年十一月の国家安全保障会議成立から、一貫して「戦争できる国へ」の道を歩んできた。そのために「特定秘密保護法」「武器輸出三原則撤廃」。そして「安全保障関連法」を強行成立させる。さらに、防衛大綱と中期防衛力整備計画(二〇一八年)は「空母」など具体化に踏み込んだ。このような軍事拡大と改憲案が一体である、との意味についても語られた。九条を何として守っていこう!と訴えて講演を終えた。