全労協/ STOP改憲発議!新署名がスタート / 新聞 2020年3月号

全労協STOP改憲発議!新署名がスタート / 新聞 2020年3月号

 


 

安倍政権を退陣させる!2・6集会

STOP改憲発議!新署名がスタート

 

二月六日、東京で安倍九条改憲NO!全国市民アクションが主催して「安倍政権を退陣させる!2・6市民集会」が開催された。この集会は安倍首相が強引に進めようとしてきた、自衛隊を米軍と一体となって、海外で戦争ができる国へと日本を転換させるために憲法九条を破壊する企みに「NO!」を突きつける新たな緊急署名運動のキック・オッフを意思統一するために準備されてきた。二〇一五年の戦争法の強行成立を受け、市民、労働組合が合流して「改憲NO!」三〇〇〇万署名にして大衆的に取り組んできた闘いを改憲発議を許さないという新たな情勢に対応すべく新署名緊急署名行動を提起し、全国で成功させようとするために開催された。

 

集会は改憲問題対策法律家六団体連絡会の大江京子弁護士・事務局長が開会挨拶を行った後、「日本を沈没させる安倍政権なぜ安倍政権にNOと言わなければならないのか」と題して、元内閣審議官の古賀茂明さんが講演した。古賀氏は安倍政権の暴走にTVの放送中に「IamnotAbe」を表明して抗議した人物である。講演はモリカケ問題や桜を見る会など、安倍政権の下で進む公文書の隠蔽、改ざん、廃棄や虚偽答弁、黒川検事長の定年延長強行のためには国会議論を無視して閣議決定で法律解釈を変更・強行するなどの問題点を列挙しながら、安倍首相による権力私物化と独裁政治化、九条改憲の暴走を必ず押し止めなければならないと訴えた。

 

集会に駆けつけた立憲野党からは共産党小池晃参議院議員立憲民主党・杉尾秀哉参議院議員立憲民主党会派・柚木道義衆院議員、社会民主党福島瑞穂参議院議員がそれぞれ安倍首相の改憲阻止へ向けた決意を表明した。

 

二つ目の講演は東京新聞でコラムを執筆している看護師の宮子あずさ氏はやまゆり園の障害者殺害事件に触れながら安倍政権下で日本社会が壊れようとしていることを押しとどめようと述べられた。おしどりマコ・ケンのパフォーマンスと、最後に高田健・共同代表から新署名運動を必ず成功させようと提起を受けて集会は終了した。全労協も全力でこの署名運動に取り組み成功させていこう。