全労協/ 労働者代表選挙闘う / 新聞 2019年5月号

全労協労働者代表選挙闘う / 新聞 2019年5月号



●全国一般全国協・ユニオン北九州 
労働者代表選挙闘う

ユニオン北九州は、三月三日に職場代表者会議を開催し、19春闘に向けて、要求と職場の課題について協議を行いました。その中で、臼杵運送分会の闘いを報告します。 

臼杵運送分会は、分会長の七カ月におよぶ自宅待機処分からの職場復帰からスタートし、北九州を中心に、福岡、熊本、鳥栖、鹿児島の各営業所に組合員が拡大し、今では五六人と、ユニオン最大の分会になっています。 

臼杵運送では、これまで何十年も、運輸労連臼杵労組が、選挙もなく何の説明もないまま各営業所で労働者代表となり、三六協定などについて締結していましたが、今年は、ユニオン北九州も各営業所で立候補することとなりました。 

焦った臼杵労組と会社は、各営業所の事務員などの管理部門を総動員させて臼杵労組へのテコ入れを図り、臼杵労組本部も、組合員一人ひとりに電話をかけるなど、これまでになかった選挙戦が繰り広げられました。公正な選挙の結果、鳥栖配送センターで、臼杵労組八十人、ユニオン九人の現状から、鳥栖支部長が十三票の差をつけて大逆転となり、労働者代表を勝ち取りました。 

また、熊本支店では、組合員数を十三人上回る票を獲得。長年、支店で権力をふるっていた元班長に十二票差で敗れるものの大健闘をみせました。福岡配送センターでは、五票差で惜敗するものの、ユニオンの支持者が大前進しました。北九州支店では、組合員二十人に加えて十九票の合計三九票を獲得するものの、白票が五票と多く、わずか六票差で惜敗しました。

この労働者代表選は、組織拡大に向けた闘いとして準備し、まだまだ伸びしろがあることを確認できました。また、これまで無自覚であった「三六協定」という問題意識を広くアピールすることとなりました。今後も、組織拡大に向けて頑張ります。