全労協/ 第13回 組織化合宿報告 / 全労協新聞 2018年7月号

全労協第13回 組織化合宿報告 / 全労協新聞 2018年7月号

全労協 第13回 組織化合宿報告


労働者の積極性
組合への信頼に依拠した
大衆路線で職場の
仲間を労働組合結集ヘ


 六月十七~十八日、第十三回となる組織化合宿が神奈川・箱根路・開雲で開催され、約四十人が参加しました。

 今年の合宿は「労働者の中ヘ!職場の仲間を労働組合に結集させよう!」をテーマに、一日目は全国一般ユニオン北九州臼杵(うすき)運送分会の分会長である真部康行さんから職場の闘いの報告、全水道東水労組織部長で全労協常任幹事の中川崇さんから「監理団体(委託)労働者の組織化と闘い」について特別報告を受けました。

 金澤議長のあいさつ、組織部長・菅野常任幹事の基調提起に続き、真部さんの講演をうけました。

 真部さんは、職場での配車差別に抗議したことで不当な目宅待機攻撃を受け、ユニオン北九州に加入して一人から闘いを開始。職場復帰をかちとり、それが契機となって脱在は五〇人を超える労働者が臼杵運送分会に加入しています。

 真部さん一人が代行・請負することなく、組合員一人ひとりの積極性、組合への信頼に依拠した大衆路線が貫かれている、と感じました。

 真部さんの講演に補足する形でユニオン北九州の本村真委員長から、臼杵運送分会の組織拡大がどのような要因で成功していったのかについて講演がありました。

 中川さんの報告では、東京都の監理団体である企業における東水労の組織化とそれに対する組合攻撃、労働委員会・裁判闘争での反撃の闘いが報告されました。

 二日目は、各組織における組織化の取り組みなどについて、パネルディスカッションが行われました。パネラーは真部さん、本村さん、岩井寛さん(郵政ユニオン組織部長)、大椿裕子さん(大阪教育合同労組委員長)、瀧口良二さん(全労協常任幹事・国労)、米山哲朗さん(全国一般神奈川)。組織化の実例と取り組み、職場における労働者の実態などをそれぞれから報告され、会場からの質問もあり議論を深めました。

 最後に菅野常任幹事からまとめをうけ、金澤議長の団結ガンバローで今回の合宿も成功裏に終了しました。