全労協/ 郵政ユニオン ベアゼロ回答に13局でスト突入 / 新聞 2019年4月号

全労協郵政ユニオン ベアゼロ回答に13局でスト突入 / 新聞 2019年4月号



19春闘勝利へ全国で行動
職場・地域から官民連帯でストライキ!デモ!


郵政ユニオン
 ベアゼロ回答に13局でスト突入

郵政ユニオンは、二月十八日に第一回賃金交渉において19春闘要求書を提出して以降、三月十八日まで七回の交渉を積み上げてきました。十四日に示された会社回答は、二〇一九年三月期の当期純利益を二度も上方修正し、大幅な黒字基調にあるにもかかわらず四年連続でベアゼロというものでした。一時金も据え置き、非正規社員の基本給の引上げもありませんでした。非正規社員の均等待遇要求についても無期転換したアソシエイト社員に対して、来年四月から扶養手当を新設するとの回答があったものの、有期の非正規社員は対象外とし、支給額も正社員の八割という内容です。他の要求についてはほぼゼロ回答でした。労働者の生活実態を顧みない不誠実な回答に抗議し、要求の実現をめざして全国統一のストライキを三月十九日、実施しました。

盛岡中央、埼玉の上尾、新座、新東京、静岡・積志、京都西、豊中南、神戸中央、灘、広島東、高知中央、北九州中央、長崎中央の十三局がスト拠点として突入し、指名ストと合わせて、六三人の組合員が参加しました。一七人の非正規組合員も参加しました。実施会社は日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の三社でした。西日本はあいにくの雨模様でしたが、スト突入集会には多くの支援者が結集し、最後まで元気な行動を展開しました。

東京・大手町の日本郵政本社前では中央本部主催による19春闘スト突入集会が十一時から約一〇〇人の参加で行われました。支援を代表して渡邉全労協議長と小田川全労連議長から連帯のあいさつがありました。

春闘では輸送労働者の要求の実現と組合が完全勝利決定を勝ちとった中労委決定に対する取消訴訟の勝利をめざしてはじめて新橋にある日本郵便輸送会社(日本郵便の一〇〇%出資の子会社)への社前集会をとりくみました。

会社の不誠実な回答を許さず、二〇条裁判の最高裁で勝利をかちとることを決意しあいながら十九日の熱い一日の行動をたたかい抜きました。全国で支援に駆けつけてくれた全労協の仲間のみなさんに心から感謝します。

(郵政ユニオン中村知明)