全労協/ 静岡県共闘 非正規労働者を使い捨てにするな! / 新聞 2019年3月号

全労協静岡県共闘 非正規労働者を使い捨てにするな! / 新聞 2019年3月号



静岡県共闘
非正規労働者を使い捨てにするな!


一月二十九日、国労会館(静岡)において「科研製薬・県立大学の雇い止めを許さない1・29集会」が約五十人の仲間の参加で開催された。

集会は、静岡ふれあいユニオンの宮田悦子さん司会で開会し、集会実行委員長の鈴木英夫静岡県共闘代表幹事があいさつ。その後、コミュニティー・ユニオン全国ネットワーク岡本哲文事務局長が基調報告。それは、「全国に非正規労働者の闘い」があり、私たちの闘いが全国の仲間と連帯していることが実感でき自信と確信を得ることが出来るものであった。

続いて、科研裁判を担当する加藤萌樹弁護士から「会社は不更新条項の入った契約書には同意している、というが、彼女は何度も会社に異議を述べている。この契約が自由な意思に基づいたものではないことを主張しています」と報告。

県立大学裁判を担当する増本陽弁護士からは「契約の更新を請求する権利があること、更新を期待することは保護されるべきことを主張していきます。裁判は、傍聴席を埋めつくしてください」と報告と激励を受けた。

次に科研裁判を闘うEさん、県立大裁判を闘うIさんから力強い決意を受けた(別掲参照)。

集会最後にIさんが所属する遠州連帯ユニオンの岡本真弓書記長、Eさんが所属する静岡ふれあいユニオンの小澤満夫委員長の活動報告と組合員の決意を受けた。集会の締めくくりは、小林邦晃静岡県共闘幹事(全日本建設連帯労組)の団結ガンバロウーで閉会した。 


原告の決意


今日はありがとうございます。不更新を告げられてから一年半が過ぎようとしています。十一年間勤め、やっと無期雇用になれると信じていました。このまま黙ってやめるわけにはいかないと思って相談しました。長い闘いになると思いますが、引き続きご支援をお願いします。


県立大学 

たくさんの人が、この集会に参加してくれていて驚いています。私は病院や大学での現場で多くの人につながって仕事をしてきました。私の何をもってコミュニケーション不全なのか、県立大学での人間関係の中でいじめのような扱いもありました。裁判のことはよくわかりませんが、これからもよろしくお願いします。