闘うYMCA労組 / 全労協新聞 2017年11月号

闘うYMCA労組 / 全労協新聞 2017年11月号


大阪全労協
闘うYMCA労組


2011年11月以来、使用者である学校法人大阪YWCAによる労働組合弱体化画策が続き、今年は財政難が理由の人員削減を奇禍として、書記長が解雇されました。

組合は、大阪府労委に3件の救済申し立てを行っており、2件目の事件で組合が勝利、法人が中労委へ再審査申立を行った矢先の書記長解雇でした。

9月には、3件目の事件も組合が勝利しましたが、法人は中労委への再審査申立を行っており、労使関係は改善の見込みがありません。

書記長解雇も労働委員会で調査が進行しています。また、今年、法人は全国初となる公設民営中高一貫校大阪市立校)の運営法人に指定されました。

大阪全労協は、不当労働行為企業に対する発注停止措置を大阪市に求め、実行させた歴史があります。

不当労働行為という法令順守違反法人が大阪市から公設民営校の運営法人に選定されたことを問題視し、今回の選定の見直しを求め、大阪市と協議を継続中です。

別途、管理監督機関である大阪府私学課へも、人員削減による現場の混乱を伝え、実態を監査した私学課から法人に対し厳しい指導が行われています。

今後も関係機関への働きかけも含め攻勢を強めていく構えです。