除染未払賃金 訴訟 / 全労協新聞 2017年11月号

除染未払賃金 訴訟 / 全労協新聞 2017年11月号


全国一般 宮城合同労組
除染未払賃金 訴訟


10月12日、6人の組合員を原告とする「安藤ハザマ除染現場、未払い賃金訴訟」が福島地裁郡山支部で行われた。3人の原告が出廷し、福島と宮城の大勢の仲間たちが傍聴席に陣取った。

被告は、雨天時の休業を含む休業すべての手当の支払いを認めた。

また、被ばく労働に義務付けられた内部被ばく検査(WBC)と放射能で汚染された現場に入る前の安全教育に原告たちが出向いた日の賃金が支払われていなかった件について、当然のことだが支払い義務を認めた。

今後、時間外労働手当を全部支払わせるために闘いたい。

雨天時の休業手当は、労基署が指導を放棄し、何千人もの除染労働者が不払いにあい、生活を脅かされてきた。この裁判で使用者から支払い義務を引き出したことに極めて意義がある。

(宮城合同労組 )