沖縄の闘いに学ぶ / 全労協新聞 2017年10月号

沖縄の闘いに学ぶ / 全労協新聞 2017年10月号



大阪教育合同労組
沖縄の闘いに学ぶ


9月12日、沖縄県読谷村にあるチビチリガマが、何者かによって荒らされたという衝撃的なニュースが飛び込んできました。そこは今年のEWAセミナー沖縄ツアー(7月21日~24日)で訪れた場所の一つでした。

1945年、第二次世界大戦末期の沖縄戦で、肉親同士が殺し合う集団自決が行われ、83人が非業の最後を遂げた場所です。

1987年にも、「世代を結ぶ平和の像」を右翼団体員が破壊する事件が起きています。政権をあげての沖縄弾圧が、このような事件の発生を後押しをしているように思えてなりません。

今年のEWAセミナーは、「沖縄の闘いの現場をぜひ見てほしい」との思いから企画され、9人が参加しました。

沖縄学校事務労働組合OBの大村一浩と通訳案内士の沖本裕司さんにガイドをお願いしました。

普天間飛行場が一望できる嘉数高台、画家・丸木位里丸木俊の「沖縄戦の図」が展示されている佐喜眞美術館、オスプレイのヘリパッド建設が強行された高江、平和祈念資料館や平和の礎、糸満市にある轟の壕を訪れました。うるま市米軍属暴行殺人事件の遺体遺棄現場にも訪れ、献花を行いました。

7月22日は、早朝からの辺野古キャンプシュワブゲート前に座り込み、午後から「人間の鎖大行動」に参加し、約2000人の参加者と共に基地を取り囲みました。

翌日の琉球新報には、「子どもたちに物事を伝えてく大人こそ、現場を見て感じ、伝えていく責任を感じている」という大椿執行委員長のコメントも掲載されました。

(大阪教育合同執行委員長 増田俊道)