沖縄平和行進 東京から沖縄に連帯した闘いを / 全労協新聞 2016年6月号

沖縄平和行進 東京から沖縄に連帯した闘いを / 全労協新聞 2016年6月号



全労協新聞
より


沖縄平和行進

東京から沖縄に
連帯した闘いを


東京全労協は、沖縄現地への闘いの支援・連帯と現状の学習も兼ねた取り組みと位置づけ、全国一般東京労組の「沖縄に行こう実行委員会」の十四人と共に五月十二日夜から十六日の日程で大阪全労協年部一人を含め二十一人を派遣した。

十三日は、嘉手納基地第一ゲートで朝から行われているゲート前での行動に参加。その後、一九四五年四月沖縄地上戦の米軍上陸地点となった中部読谷村のガマ(洞窟)に行き、知花昌一さんからシムクガマ・チビチリガマの説明を聞いた。千人を超える村民が生き残ったシムクガマ、八五人の村民が死を強要されたチビチリガマの説明を受け、生きるという教育を実践したシムクガマと、軍国主義教育により「生きて辱めを受けない」との教育を「忠実」に守った教育の違いと大切さ知らされる。午後は、普天間基地へ行き赤嶺さんから普天間地の現状と反対派住民に対する嫌がらせ、危険な基地の実情が訴えられました。

十四日は、朝から高江ヘリパッドゲート前での監視行動に連帯し辺野古へ。汀間漁港から辺野古の浜へ船で新基地建設予定地を見学した行進団が監視船に追われる。未だ緊張感が張りつめていることを実感した。辺野古の浜では、ヘリ基地反対協議会の安次富浩さんから現状の説明を受け、東京全労協参加者全員からのカンパを手渡し、キャンプシュワブゲート前の闘いへと向かった。東京労組参加者からのカンパを手渡し、東京全労協・東京労組の檄布を米キャンプシュワブフェンスに貼り付けた。

十五日は、南コースに参加して参加者全員が交代でシュプレヒコールを行いながら行進を貫徹し、一九八七年五月に全面返還された米軍牧港住宅地区の跡地に造成された那覇・新都心公園で「平和とくらしを守る県民大会」に参加した。三コースから二五〇〇人が集まり、「5・15平和とくらしを守る県民大会宣言」を会場の参加者全員で採択。東京全労協は最前列でジュゴン人形とともに参加。沖縄で見て聞いて感じ学んだことを、首都東京から沖縄県民と連帯して闘い抜いて行く。

(東全労協・寺嶋豊事務局長)