沖縄平和行進
安倍改憲に反対する
沖縄と結ぶ東京の闘い
東京全労協は全国一般東京労組の仲間と「沖縄へ行こう実行委員会」を結成して、沖縄の過去と現在を学び平和行進に参加することを目的に三三人で、復帰四七年、第四二回平和行進に参加をした。
二月に行われた「米軍新基地建設に必要な埋め立ての賛否を問う県民投票」で、埋め立て「反対」が四〇万票を上回り投票総数の七割を超えて新基地建設反対の民意か示され、四月の衆議院沖縄三区補欠選挙ではオール沖縄のヤラともひろ(屋良朝博)さんが当選し、辺野古新基地建設反対の民意が示された。
沖縄の民意を無視して、暴力的に押し進める辺野古新基地建設、東アジアの軍事的緊張を煽り南西諸島への自衛隊基地機能強化を図り、戦争のできる国づくりと九条改憲ヘと突き進む安倍政権に如何に対決し、東京で出来る闘いを学ぷものであった。
糸数壕(アプチラガマ)ではガイドの安田さんから、「七四年前にこの沖縄、このガマでどの様なことが起こったのか想像して下さい」と言われ、ガマの中で懐中電灯の明かりを消し、ガマの空気、水の滴る音、川の流れ、真っ暗闇、入口から差し込む光を体感し、参加者は五感働かせ何かを感じていた。
高江では四月に米軍が住民の監視テントを強制撤去したことが話され、参加者は怒りを露わにした。平和行進には三日間で延べ三、六〇〇人が参加し、県民集会は二、〇〇〇人が参加。普天開基地即時撤去・基地のない沖縄、オスプレイ配備撤回を確認した。
東京清掃労組の青年労働者は、沖縄の闘いを肌と心で感じて来年の平和行進への決意をみなぎらせ、普天間基地野嵩ゲート前で大雨か降る中、基地撤去を叫び、朝の通学時間帯の学童の安全を守った。
(寺嶋豊 東京全労協事務局長)