フクシマ連帯キャラバン / 全労協新聞 2017年4月号

フクシマ連帯キャラバン / 全労協新聞 2017年4月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より




命を守れ!フクシマを忘れない3月行動


フクシマ連帯キャラバン

連帯キャラバン
広がる参加組合


三月十三日~二十日の一週間にわたって四年目となるフクシマ連帯キャラバンが取り組まれた。十三日に福島県南相馬市を出発し、茨城―栃木―群馬をまわって、行政交渉、街頭情宣、集会やデモ行進、地元の運動との交流を行いながら十八日の福島県民大集会に合流した。

茨城では東海原発周辺の市町村や茨城県庁に対する要請をした。栃木では田中正造と谷中村住民に関するフィールドワーク、群馬ではハンセン病患者を監禁した重監房資料館などを見学し、フクシマの現実とつながる学習ができた。福島県民大集会の翌日十九日には、いわき市で被曝労働や原発被害訴訟に取り組む方たちのレクチャーを受け、常磐線広野駅や富岡駅、福島第一原発から二キロのところにある大熊町の六号線沿い、浪江町の請戸漁港周辺を見てまわった。

最終日の二十日はキャラバンのゴールである代々木公園のさようなら原発全国集会に参加。キャラバン隊もステージに上がり団長があいさつを行った。これまでキャラバンは全港湾、全日建連帯、全国一般全国協などが中心で行なわれてきたが、今年は平和フォーラムの取り組みとして国労自治労日教組からも青年労働者が参加した。ますます重要になるフクシマ連帯キャラバンを発展させていきたい。

(青年委員会)



福島県民集会に参加して
福島の復興は脱原発



昨年に続いて今年も福島県民大集会に参加しました。東日本大震災そして福島第一原発事故から六年経過しますが、廃炉の道筋もハッキリせず、原発事故の収束もままならない状況の中、避難指示解除がおこなわれ、自主避難者への補助も打ち切られようとしています。放射能でふるさとを破壊された福島県民の怒りと悲しみ、苦しみを感じる集会でした。福島の復興と脱原発に向け、原発再稼働反対!すべての原発廃炉に!被ばく労働と差別を許さず闘っていく決意をするものです。

(全水道東水労 中川崇)