白百合分会が救済命令勝ち取る / 全労協新聞 2017年3月号

白百合分会が救済命令勝ち取る / 全労協新聞 2017年3月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より


全国一般三多摩労組

白百合分会が救済命令勝ち取る



全国一般三多摩労働組合が東京都労働委員会で係争していた「白百合クリーニング事件」で、二〇一七年一月三十一日に救済命令を勝ち取ることができました。

白百合分会の結成通知と団交申入れから早二年半が経過し、私たちは会社の数々の不当労働行為に対し抗議しながら救済を求めてきました。その結果、「組合ニュース回収」「安部分会長、飯野副分会長の配置転換」「団交議題であるのに業務時間変更を組合との協議をすることなく、直接店舗に通知したこと」などが、会社の不当労働行為であると認定されたのです。救済命令の内容は組合ニュース配布を妨害してはならないこと、分会長副分会長の現職復帰、安部分会長が本来得るはずであった賃金補てんを遡って行うこと、各工場の就業規則掲示場所に新聞紙二頁大の謝罪文掲示(ポストノーティス命令)です。これは傍聴支援などに駆け付けて下さった皆様のご支援により引き出せた結果です。心から感謝します。

しかし会社は、二月十五日に「中央労働委員会へ再審査を申し立てる」と回答してきました。私たちは翌十六日にストライキを取得し、勤務時間外の組合ニュース配布などの情宣活動、組合旗の掲揚を行いました。本来あるべき労使関係を築いていくために、私たちはこれからも「勇往邁進」いたしますので、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。