広島県労協 生活できる賃金を / 全労協新聞 2017年2月号

広島県労協 生活できる賃金を / 全労協新聞 2017年2月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より




広島県労協

生活できる賃金を



広島県最低賃金は、七九三円になった。しかし、これでは一日八時間、月二二日働いても一三九、五六八円にしかならない。この収入では最低限の生活すら維持するのも危うい。まさに年収二〇〇万円以下のワーキングプアである。

最低賃金は、あくまで「生活できる賃金・最低生活費」を上回る賃金が基本となるべきである。広島県労協は、中央、地方の最低審議会への意見書提出、意見陳述に取り組み、審議会の公開、時給一、五〇〇円を目指し、今すぐ一、〇〇〇円全国一律最賃制度確立のために運動を強化する。

また、労働者への一定水準の賃金支払いを請負業者へもとめる公契約条例の制定を実現する運動も全力で取り組む。

まずは、広島、福山をはじめ、主要都市での街頭宣伝から取り組んでいく予定である。