コロナ禍だからこそ最賃大幅引き上げを / 全労協新聞 2020年9月号

コロナ禍だからこそ最賃大幅引き上げを / 全労協新聞 2020年9月号

 


引き上げを拒否した中央最賃審議会糾弾 

最賃引き上げこそ
困窮する労働者に必要


 

全国一般宮城合同労組
コロナ禍だからこそ
最賃大幅引き上げを


 八月五日に出された宮城地方最賃審議会の答申は、宮城県最低賃金額を「一時間一円引き上げ八二五円」とする、というものです。この改定額では最低賃金水準で働く労働者の生活を向上させるにはあまりに低すぎ、また「新型コロナウイルス感染症」の拡大がもたらす生活不安の解消には遠く及びません。

 宮城合同労働組合は意見陳述で「最低賃金に張り付いている中小企業労働者の賃金実感」を訴えました。「賃金が最低賃金の引き上げによってしか改善できない組合員」にとって、影響は単年度の一過性にとどまりません。「コロナ時代」だからこそ最低賃金の大幅引き上げが必要です。


 「一時間一〇〇〇円」を実現し、「全国一律、どこでもだれでも一五○○円」へ!