非正規労働者の65歳以降の雇用継続 / 全労協新聞 2016年5月号

非正規労働者65歳以降の雇用継続 / 全労協新聞 2016年5月号



全労協新聞
より


全国一般
東京東部労組

65歳以降の雇用継続


東京メトロ売店の非正規労働者らでつくる全国一般東京東部労組メトロコマース部は四月十八日、株式会社メトロコマースとの第六〇回団体交渉を都内で行いました。

その結果、昨年春の闘いで実現した疋田組合員ら非正規労働者の六五歳以降の雇用について次年度(今年五月以降)も継続することが決まりました。

組合側は雇用打ち切りを回答した場合には昨年春の闘いを倍する闘いを展開する方針を明らかにしました。その第一弾として四月二十五日午後ストライキ抗議行動を行うことを決定し、すでに東部労組各支部や支援者の一部に参加を呼びかけていました。

今回の団交で、会社側は「貴組合から要求のあった疋田組合員の継続雇用については、再度労働契約を締結し、引き続き雇用するものといたします」と回答し、従前の労働条件を基本的に維持する考えを示しました。また、昨年の闘いで実現した疋田組合員以外非正規労働者の雇用についても継続することを約束しました。

この一連の動きを追いかけているNHKの取材班に対し、今回の団交後に疋田組合員は「これでダブルワークで何とか維持している生活を五月以降も続けることができて安心している。昨年の座り込みなどの成果だと思う。ご支援いただいた方々に本当に感謝しています」と話しました。