全労協/ 日米合同軍事演習反対あいば野集会 / 全労協新聞 2015年10月号

全労協/ 日米合同軍事演習反対あいば野集会 / 全労協新聞 2015年10月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より


●日米合同軍事演習反対あいば野集会
戦争法案反対と
一体で闘う



九月十二日、高島市今津町にて「日米合同軍事演習反対!戦争法案廃案!9・12あいば野集会」が開かれ、近畿各地から六〇〇人の市民や平和フォーラム・全労協加盟労組などが参加した。

主催は「フォーラム平和・関西ブロック」と「あいば野に平和を!近畿ネットワーク」で、一九八六年以来十四回目の合同演習に欠かさず反対集会を持っているが、五回目の共同主催となった。

反対運動の高揚を恐れて、二年前の合同演習のようにオスプレイこそ使用しなかったが、本年七月十六日の自衛隊独自演習で三・五キロメートル離れた市内の民家屋根・天井に長さ六センチの実弾を貫通させる事件以来、取りやめていた実弾訓練をこの機に再開を強行した。

近畿ネット・野坂昭生代表とフォーラム平和・関西ブロック池本昌弘事務局長が主催者あいさつ。集会に先立って自衛隊今津駐屯地に、日米合同軍事演習即刻中止の申し入れ書を中谷防衛大臣宛に手渡してきたことを報告した。

沖縄平和運動センター・福元勇司副議長は、「今月十四日から沖縄の翁長県知事は辺野古新基地建設不承認を明確にして全面的に闘う。裁判闘争になると思うが、全面支援を訴えたい」と、連帯の挨拶。
京丹後でXバンドレーダー基地撤去に闘う「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」永井友昭事務局長からは、近畿初の米軍基地の撤去目指して粘り強く闘う報告を行ない、十月三十一日の現地大集会への参加呼びかけがなされた。

そして、滋賀県平和運動センター・川瀬美智子議長としないさせない戦争協力・関西ネットワーク・中北龍太郎代表から戦争法案廃案に向けた闘いと一体のものとして闘おうと決意表明がなされた。

集会決議採択のあと、参加者は「民家屋根実弾貫通事件を徹底究明せよ」、「沖縄県民と連帯して闘うぞ」、「憲法九条の改悪を阻止しよう」とシュプレヒコールをあげながら、私たちの反対運動を忌避して山奥に逃避し、物置と化した自衛隊駐屯地跡地を経ながら市内デモ行進に移った。

(稲村守あいば野に平和を!近畿ネットワーク事務局長)