あいば野日米合同軍事演習反対行動 / 全労協新聞 2016年10月号

あいば野日米合同軍事演習反対行動 / 全労協新聞 2016年10月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より



あいば野日米合同軍事演習反対行動
デモ参加者が増えた



 湖西の秋晴れの下、九月十日午後、「日米合同軍事演習反対!・戦争法廃止・憲法改悪阻止!9・10あいば野集会」が滋賀県高島市今津町住吉公園で開催され、県内はじめ近畿一円の平和を求める労働者・市民四〇〇人が参加した。

 最初に主催二団体を代表して、フォーラム平和・関西ブロック」の池本昌弘事務局長と「2016あいば野に平和を!近畿ネットワーク」の野坂昭生代表が挨拶。

 連帯挨拶で、先の参議院選挙で十万票以上の大差で自民見の現職大臣に圧勝した、沖縄県選出伊波洋一参議院議員が万雷の拍手で迎えられた。伊波氏は「九州の鹿屋での日米共同訓錬、日本の民間空港を利用したい米軍は沖縄の基地が攻撃などで利用できない場合のことを考えている。要するに日本をより使い勝手のいいようにしている」と沖縄基地問題の本質を述べ、「だからこそ日本国憲法第九条を大切にしよう」と訴えた。

 続いて、フォーラム平和・人権・環境」の福山真劫代表の熱い挨拶、「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」の永井友明事務局長からの文書メッセージを「米軍Xバンドレーダー基地反対・京都運絡会」の白井美喜子共同代表より紹介。決意表明で「滋賀県民平和・人権運動センター」の川瀬美智子議長(県教組委員長)は滋賀の女性市民活動家が高江で不当逮捕され、車のカギを出せと男性機動隊員にポケットを探られ、靴下まで脱がされた事件と帰還米兵の自殺問題に触れ、自衛隊の駆け付け警護への懸念を表明し、服部良一衆議院議員からは「伊波さんか当選していただき、本当に良かった。これから国会内外での闘いを存分に展開しよう」と訴えた。

 そして、「琵琶湖を軍靴で汚すな、未来ある若者を海外の戦場に送るな、憲法改悪絶対阻止」との集会決議を高島地区センターの中川雅文さんか提案し採択、団結ガンバローを同センターの鈴木裕治さんの発声で集会を閉めた。

 「あいば野のパック3を撤去せよ」「日韓へのサードミサイル配備阻止」などのシュプレヒコールで、伊波さんを先頭にデモは五〇〇人の隊列に膨れ上がった。

(2016あいば野に平和を!近畿ネット事務局長・稲村守)