全労協/ 3・11大阪春闘総行動 / 全労協新聞 2015年4月号

全労協3・11大阪春闘総行動 / 全労協新聞 2015年4月号


全国でストライキを闘う

●3・11大阪春闘総行動
一日行動を貫徹

大阪の春闘一日行動は延べ一〇〇人以上(もっとかも・・)で貫徹した。前日は突然の吹雪、当日も朝から厳しい冷え込みのなか朝八時半から夕方六時半までの行動となった。

今年もまずは、NTT西日本前に大結集。抗議シュプレヒコールの中、代表団が抗議申し入れを行った。NTTは、一方的な「六十歳定年か、賃金を下げて六五歳定年か」の選択を迫り、拒否した組合員に対して、その後、高齢者雇用安定法が変わったにも拘わらず、六十歳再雇用打ち切りを強行している。

その後、NTTの関連会社精神疾患者の雇用打ち切りに抗議、また、不誠実な団交を延々と繰り返す桜宮化学(連帯労組)や、組合嫌悪で賃下げ・職場は移転を強行するTOP(ユニオン大阪)、非正規に対するサービス残業の強要からパワハラ更に解雇を強行した東和薬品(京都ユニオン)、そして団交拒否、日の丸問題や入れ墨処分を強行する橋下大阪市教委(教育合同、なかまユニオン)、外国人労働者を食い物にし権利を主張すると解雇を強行しようとする高槻市教委(ゼネラルユニオン)を大阪府内を大きく移動しながら、社前行動と申し入れを行った。

労働委員会や裁判所での判決を受けても団交拒否を続ける橋下はひどすぎるとしても、高槻では、姉妹都市から招請した外国人労働者を教育委員会関係者の所有する劣悪な住宅に高い家賃で住まわせ、組合員の抗議を無視、更に組合員が引っ越しするとそれを理由に雇用打ち切りを画策している。保守系市議も眉をひそめるデタラメぶりの高槻市教委に対する抗議は、間違いなく国際連帯を感じさせるものであった。

相も変わらず、悪徳経営者、行政の開き直りは続いている。労働者が連帯して問題を社会化してこそ権利が守られることを改めて実感した一日となった。