2・18 経団連要請行動 / 全労協新聞 2014年3月号



●2・18けんり春闘行動

犯罪的な経団連の姿勢に
労働者が怒りの抗議行動


二月十八日の昼、14けんり春闘全国実行委員会の第二波行動として、経団連要請行動が取り組まれた。14けんり総行動実行委委員会による朝からの東京総行動の参加者を中心に、約一五〇人が結集した。司会の纐纈東京全労協議長から午前中の行動の簡単な紹介があり、続いて14けんり春闘全国実行委員会代表の金澤全労協議長の主催者挨拶。金澤議長は、消費税増税や物価上昇を考えれば五%以上の賃上げなしには、中小労働者や非正規労働者の生活は守られないことをはじめとして、安倍政権の数々の危険な性格を強調して、今春闘の課題を提起した。続いて全造船関東地協の持橋氏から、戦後補償問題についての経団連の犯罪的な対応の糾弾がされた。

全統一労組の鳥井副委員長から、二月十七日の関交協のストライキ闘争の報告、及び外国人技能実習生問題に関す経団連会長の対応を批判する発言があり、東部労組の須田書記長からワタミ過労死裁判の報告、郵政産業ユニオン東京の中村副委員長からのストライキ闘争及び非正規の差別禁止を求める裁判闘争などの決意表明が続いた。

最後に、JAL闘争原告団の山口氏の力強い決意表明を受けて、いよいよ経団連への要請行動に移った。しかし例年と同じく、経団連はガードマンを配置して、中に入ることを拒否し続け、参加者一同で「中にいれろ、要請文を受け取れ・・・」のシュプレヒコールを上げて抗議した。その後、全統一労組の田宮委員長の音頭で団結がんばろーで締めて、総行動の午後の部へと移行した。晴天とは言え寒風吹きすさぶ中での行動であったが、参加者一同、14春闘勝利へ向けての決意を新たにする行動であった。


(F)