●東京東部労組東陽ガス支部
一方的な仕事取り上げ
組合員全員解雇を許すな
不当な「借金漬け労働」撤廃を求めて闘う東陽ガス支部に対し、(株)東陽ガスは七月、露骨な組合つぶしの不当
労働行為を仕掛けてきました。
配送員に対し、「七月末日をもって配送業務を終了・廃止する」旨を一方的に通知してきたのです。一方で東陽ガスは、組合員以外の配送員に事実上の親会社である日本瓦斯(ニチガス)傘下の別の会社を紹介しています。組合員を狙い撃ちにした不当労働行為であることは火を見るより明らかです。
七月二十四日、東陽ガス支郎は東陽ガス春日部本社での団体交渉で会社を追及しました。「俺たちの生活をどうするんだ!家族の生活をどうするんだ!」。組合員からは怒りの声があがりました。これに対し社長、弁護士は不誠実な回答に終始しました。
東陽ガスはニチガスの株式保有率第三位であり、ニチガスは東陽ガスの実質的親会社であること、ニチガス顧問の弁護士事務所の弁護士が団体交渉に突然出席していることなどから見ればニチガスの責任も明らかであり、ニチガスは東陽ガス支部との団体交渉に応じる立場にあることは明らかです。
ニチガスの対応は不誠実きわまりないものでした。労働
組合の正当な団体交渉申し入れに対して「エレベーターが故障した」として部屋にも通さない、受付電話にも出ないなど、私たちの申し入れを実質拒否してきたのです。果ては、対応に出てきたと思われる職制(?)は名前も名乗らず、肩書きすら明らかにせず、私たちに対して「てめえ」「てめえら」などチンピラ的・暴力的な言動をもって接してきたのです。結局、ニチガスの対応は「申し入れ自体を拒否」というものでした。
東陽ガス支部組合員はじめ、参加者の怒りは頂点に達しました。「給料ゼロで生活していけるのか!」「ニチガスは東陽ガスを指導しろ!」「一方的な仕事取り上げを許さないぞ!」「ニチガスは団体交渉に応じろ!」「ニチガスは東陽ガス労働者の雇用を保障しろ!」などのプラカードをかかげ、怒りのシュプレヒコール。足を止めて聞き入る通行人もいました。
(F)