1/20 全労協・東京全労協新春団結旗開き 全労協新聞 2012年2月号 3面

全労協新聞 2012年2月号 3面
 

全労協・東京全労協新春団結旗開き
 
多彩な挨拶と闘争報告
12春闘勝利に向け決意を固める
 
 
 一月二十日、全労協・東京全労協は共催して、交通ビルB1ホールで「二〇一二新春団結旗開き」を開催した。会場には多くの来賓をはじめ、各労組組合員、争議団など一三〇人が参加した。参加者は大いに歓談・交流を行い、用意された料理を残すこともなく、終始大変な盛り上がりを見せ閉会した。

 会は中岡事務局長の司会で進められた。まず最初に、金澤議長から主催者を代表して挨拶が行われた。金澤議長は「二〇一二年は昨年の東日本大震災福島第一原発事故に対する引き続く復興支援、脱原発社会実現に向けて一層奮闘が求められていること。政府が進めている労働者の生活破壊を食い止め、人間らしい生活を取り戻すために12春闘は決定的に重要であり、全力で闘おう」と団結を呼びかけられた。

 続いて、来賓挨拶では最初に平和フォーラムの藤本事務局長から「さようなら原発一〇〇〇万人アクション」取組みへのお礼と、「今後も脱原発社会実現に向けてともに全力をあげよう」と挨拶を受け、続いて全港湾松本書記長から12春闘をともに闘う決意が述べられた。
 乾杯は全労協顧問・藤崎前議長の音頭によって、参加者は声を高々に杯を上げ、しばし歓談・交流へと移った。
 

反ハシズムの特別報告
 
 その後、再び来賓の挨拶に入り最初に社民党服部良一衆議院議員から挨拶を受けた。社民党吉田忠智参議院議員からもメセージが寄せられた。続いて新社会党から宮川労働運動委員長の挨拶、JAL不当解雇撤回を闘う原告団ならびに共闘会議・支える会の面々が登壇し、原告団を代表してJAL乗員労組・山口団長、客乗労組・内田団長が闘う決意を表明し、共闘会議から津惠事務局長、支える会柚木事務局長が支援を訴えた。続いて中小労組政策ネットの平賀事務局長、韓統連・朴南仁さんからご挨拶をいただいた。

 最後に争議を闘っている参加者が壇上に並び一言づつ、闘いの現状と支援要請が述べられた。工場閉鎖と闘う全国一般東京東部労組ディベンロイ労組、NTT職業病闘争を闘う木下さん、アスベストを告発して日本エタニットと闘う村上さん、日の丸君が代不起立処分と闘う渡辺さんが挨拶を行った。

 渡辺さんは東京都教育委員会から君が代不起立によって停職六ヶ月処分を受け、撤回闘争を闘ってきたこと、そして、一月十六日の最高裁判決が「日の丸君が代」不起立に対する処分は累積して重くするのは許されないとしたこと。それによって今回は04年「減給一ヶ月処分が違法とされたことを喜びを持って報告がおこなわれた。

 また、特別報告として山下常任幹事(大阪全労協)から橋下大阪市長ハシズム)によって独裁的手法で強行されている労組攻撃、公務員バッシング、君が代起立条例との闘いの報告が行われ、これに反撃する反ハシズムの闘いへ結集が呼びかけられた。

 最後に東京全労協・纐纈議長の閉会挨拶・団結ガンバロウで旗開きは締めくくられた。団結ガンバロウには東京全労協常任幹事も壇上に上がり、ガンバローを三唱した。参加者は闘いの高揚感を胸一杯に膨らませ、新春・団結旗開きを閉幕した。

 12春闘労働組合復権をかけた闘いが求められている。一人でも多くの仲間を結集させ、全力で闘おう!
 


 
(F)