JAL争議支援 稲盛会長の京都賞に宣伝、抗議行動 / 全労協新聞 2011年12月号 2面

全労協新聞 2011年12月号 2面
 
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●JAL争議支援

稲盛会長の京都賞に宣伝、抗議行動
 
 
 十一月十日午後二時から、京都市左京区の国立国際会館前で「第二七回京都賞」授賞式会場前抗議宣伝行動を行なった。

 これは稲盛財団が毎秋実施し、今年は歌舞伎の坂東玉三郎さんなどに各五千万円もの賞金を授与する催し。
 この機会に、稲盛和夫JAL会長に対しJAL一六五人の不当解雇撤回を求めて、日本航空の不当解雇撤回をめざす京都支援共闘会議が大阪支援共闘やJAL原告団・航空連とともに実施したもの。十一月一日に結成された兵庫支援共闘からの参加も得た。

 左京区宝ヶ池の会場には、自立労連憲法を生かす京都の会、中金労組、国労京滋、京教組、大阪全労協など支援組織の労働者・市民や当該原告団など三五人が「JAL稲盛和夫会長は一六五人の不当解雇を撤回せよ」とか、「稲盛会長(京セラ創業者)はJAL乗員・客乗原告と直接交渉せよ」などと大書した横断幕やノボリを持ち、授賞式参加の人たちに呼びかける。ビラもまく。

 はじめ京都総評の宣伝車は会場入り口向いに止めていたら、「会館のものだ」と言ってたくさんの男たちが現れ、「管理地だから出て行け」という(あとで聞いたら京セラの社員の語りだとわかる)。やむを得ず、遠く離れた一般道路の入り口で宣伝車マイクによる宣伝を行う。
 
 「稲盛会長の不当労働行為は京都の労働者は許さない」と京都総評岩橋議長。JAL客乗原告・西岡さん、同乗員原告・久村さんもマイクを握る。たまたま近くを通られた有名な学校の管理職の先生が、「私も支援しています」と名刺を下さった。あとで原告団がその学校にご挨拶に寄せてもらったら、複数の先生がJAL争議の「支える会」に入会していただいたとのこと。よくぞ会場前を追い出してくれたと、京セラの社員に感謝だ。

 宣伝集約では京都支援共闘代表で岩橋京都総評議長が主催者挨拶、大阪全労協高橋事務局長、兵庫支援共闘・佐野さんも連帯挨拶。JAL原告団の二人が「必ず勝ってあの空の職場に戻る」と力強い決意表明。航空連大阪地連加藤議長もお礼の挨拶。乗員原告久村さんの力強いシュプレヒコールで「日航を京セラにするな。空の安全を守れ」「稲盛会長は解雇を撤回せよ」と唱和した。
 
日航の不当解雇撤回をめざす京都支援共闘会議・京都総評・稲村守事務局次長)


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2.関連サイト


JAL不当解雇撤回裁判原告団
 
 
JALの不当解雇撤回をめざす国民支援共闘会議


 
(F)