京都総行動 JALとiWAiの争議勝利めざして / 全労協新聞 2016年3月号
京都総行動
JALとiWAiの
争議勝利めざして
二月十八日、「2016年春・労働争議支援京都総行動」が京都総評、JAL闘争京都支援共闘・きょうとユニオンなどを中心に行われた。
山口宏也JAL乗員原告団長を先頭に京都市内にある稲盛財団と京セラ本社に、きょうとユニオンiWAi争議ではメインバンクの京都中央信用金庫に申し入れをし、早朝から晩まで抗議宣伝行動を行い、二三〇人が参加した。
京都市中心部繁華街にあり、盛和塾も入居する大きなビルのワンフロアーすべてを使用する稲盛財団は、JAL闘争京都共闘やJAL不当解雇撤回原告団の代表者らに対し、対応するメンバーは全く変わり、「そういう文書はお預かりできません」というので、「ILO判決も出ている。不当解雇に伴う不当労働行為事件は都労委から東京地裁・高裁で勝っている。稲盛和夫さんは最高責任者として解決に責任を持て」と、要請団は文書を手渡した。
京セラ本社前では、要請団が京セラ名誉会長でもある稲盛和夫・JAL名誉会長への要請書を、京セラ総務部担当に託した。外では四十九人の支援の仲間が申し入れ代表団激励のマイクを取り、伏見地区労・国労・きょうとユニオンの連帯挨拶が続けられた。
産廃業の会社で社長の違法行為により京都市による免許取り消し・営業停止を受けたiWAiコーポレーションでは、最初の団交協定破棄による組合員全員不当解雇に抗して、社屋内での籠城ストライキを一六五日闘ってきたきょうとユニオンiWAi分会のメンバーが、力強くマイクによる宣伝を都大路に響かせた。
(稲村守常任幹事)