全労協/ JAL闘争京都共闘 自主解決めざして / 全労協新聞 2015年3月号

全労協JAL闘争京都共闘 自主解決めざして / 全労協新聞 2015年3月号




●JAL闘争京都共闘

自主解決めざして
京都で総行動


 二月十八日、「15年春・労働争議支援京都総行勣」が京都総評、JAL闘争京都支援共闘などを中心に行われ、清田JAL乗員原告団事務局長を先頭に京都市内にある稲盛財団と京セラ本社に申し入れを行い、抗議宣伝行動ものベー八二人か参加して行った。

 京都市中心部繁華街にあり、盛和塾も入居する大きなピルのワンフロワーすべてを使用する稲盛財団は、JAL闘争京都共闘やJAL不当解雇撤回原告団の代表者らに対し、いつもの事務局次長はなぜか出てこず、「稲盛和夫理事長への(不当解雇撤回の要請)文書はお預かりします」というので、「最高裁判決が出たからといって闘いを終えるわけではない。勝利するまで闘う」と明確に伝えるようにと要請団は強調した。

 京セラ本社前では、隣の催し物会場に参加する一般市民も平日の日中であったがたくさん通行し、関心を持ってJAL争議のビラを受け取った。要請団か京セラ名誉会長でもある稲盛和夫・JAL名誉会長に、自主解決めざして闘う決意を伝えるように京セラ本社に入り、総務部担当に要請書を手渡した。

 外では五十人近い地域の支援の仲間が申し入れ代表団激励のマイクを取り、労働契約法二十条違反裁判で全国の非正規労働者の闘いの先頭に立つ郵政ユニ方ンの報告、全印総連のプラック企業・印刷通販という町の印刷屋を次々倒産に追い込む業態であるプリントパック社での組合員いじめへとの闘いの報告、きょうとユニオンの京都市立浴場の退職金未払い請求闘争報告などが続けられた。

 最後に、JAL客乗原告団の鈴木圭子さんの発声で、京セラ本社百メーターピルに向かって、最高裁判決吹き飛ばして最後まで勝利めざして闘う決意をこめた、怒りのシュプレヒコールで締めくくった。

(稲村守JAL闘争京都共闘事務局次長)