兵庫労働局の最賃答申発表が補強された

兵庫労働局の最賃答申発表が補強された
 
異議申出書で、最低賃金の答申発表が、昨年は5頁で今年は1頁で引き上げ額しか書いてないことを批判しておいた。
 
 
今日見たら、書き変わって昨年同様、5頁になっていた。
 
異議申出期間後の後出しだが、無いよりはまし。
 
異議申出では、


①答申発表内容の昨年からの後退。その結果、今年は兵庫の答申がニュース検索に出てこない。
 
 昨年8月23日の答申発表の際は、5ページでした。
 ところが、今年の8月5日の答申の発表は1ページだけであり、発表時の内容が大幅に後退しています。発表内容からは、生活保護との関係等、全く分かりません。
 
 インターネットのニュース検索では、他県の答申に関する記事がでてきますが、兵庫の答申については出てきません。中央最低賃金審議会の目安の際の記事では、兵庫県を含む9都道府県が生活保護を下回っていることが記事になり、関心が高いにもかかわらず、兵庫の答申が出ても、全くネット上に記事が出てきません。これは、今年の兵庫労働局の発表の仕方・内容(内容の後退、生活保護費との関係に触れない)に根拠があります。
 労働局の発表の仕方ひとつで、マスコミの関心をよばない、ひいては県民に答申が出ていること異議申出を受け付けていることが広く知られない、という結果になっています。
 
 最低賃金に関する議論が広く求められている中で、情報提供・広報について、後退すること無く、より一層努力してください。
 昨年同様、答申本文・別表1・別表2の公表はもちろんのこと、他の労働局では、答申の発表に際して、審議委員(諮問の発表の際にも示すほうが良い)、採決状況、審議経過(日程)について掲載している所もあるので、そうした内容についても掲載するようにしてください。


 
(F)