労働者の暮らしと雇用を / 全労協新聞 2021年6月号

労働者の暮らしと雇用を 全労協新聞 2021年6月号

 


#全労協 

 


全労協常任幹事就任にあたって


労働者の暮らしと雇用を
守る闘いの構築を


 全労協各単組の組合員の皆さん、このたび常任幹事の任
を仰せつかることとなりました西村好勝と申します。出身
単組は東京清掃労組です。

 昨今の世界情勢は、コロナ禍によって国際関係は厳しい
時を迎えたことで、いずれの国も国内の問題解決に意識す
るあまりに内向き・自国優先となり、協調して国際秩序を
つくる力が弱まっていると感じています。

 国内では、第三波の感染者数の高まりにともない自分や
家族が感染する不安を感じる人が増えるのと反比例するよ
うに、政府のコロナ対応を評価する人が減り、引きずられ
るように内閣支持率も落ちています。そうしたコロナ対策
が後手を踏む中でも、菅内閣は、「辺野古の埋め立て工事」など押し進めようとしています。コロナ禍においても、我が国の平和と人権を守る闘いに予断を許すことは出来ません。

 一方、景気においては、度重なる緊急事態宣言の措置を
余儀なくされたことなどで、GDPは二年連続でマイナス
となり、実質的には戦後最大の落ち込みを記録しました。
そのため、これまで以上に、暮らしと雇用を守るための政
策転換や制度拡充を求める闘いを構築していかなければな
りません。

 以上のことから、真に労働者のための働き方改革の実
現、そして我が国の平和を守るため、全労協組合員の一助
となるよう尽力させていただきたいと思います。


西村好勝 東京清掃労組