全統一労働組合 ホテルに抗議行動 / 全労協新聞 2021年5月号

全統一労働組合 ホテルに抗議行動 全労協新聞 2021年5月号

 


#全労協 

コロナ下で働き闘う労働者・労働組合

 

全統一労働組合
ホテルに抗議行動
不当解雇撤回を


 二〇二〇年の七月、鷲谷・渋谷などで十五店舗のラブホテルを“実質的に運営“している「有限会社ピードア」に雇用され、様々なホテルで清掃業務などで働いていた労働者ら四十人が、新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、会社からシフトや勤務時間の削除を一方的に行われ、生活に困窮し、補償を求めて全統一労働組合に加入した。

 同年十月に分会を結成、会社に対して公然化を行い、コロナ休業給付金申請への協力、未払い残業代の支払い、諸保険への加入、労働環境の改善などを求めて団体交渉を行ってきた。

 しかし、今年の一月二十六日に、会社で働く全労働者宛に「二月二十八日付け解雇予告通知」が発され、組合に未加入だった労働者がさらに組合に加入し、二月に団体交渉を二回開催し、解雇の撤回を求めたが、最終的に会社は解雇を強行した。

 現在の組合員は五九人。三月一日に就労闘争を行い、不当解雇の撤回を求めたか、会社は就労を拒否。

 抗議行動を行いつつ、弁護団を結成し、地位確認及び未払い残業代の支払いを求めて裁判闘争の準備に入った。現在、社前行動を行い、会社に対して抗議の声を上げている。

(全統一労組書記次長坂本啓太)