多民族多文化共生社会を / 全労協新聞 2017年4月号

多民族多文化共生社会を / 全労協新聞 2017年4月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より


17春闘勝利へ! ストライキ! ストライキ

政府・経団連のペテンの「働き方改革」にNO!
全ての労働者に生活できる賃金を!


マーチ・イン・マーチ
多民族多文化共生社会を



三月十二日、上野水上音楽堂で多民族多文化共生社会を目指す、「マーチ・イン・マーチ2017」が開催され、三〇〇人が結集した。一〇〇万人を超える外国人労働者が日本で働く中、慢性的な労働力不足を乗り切るため、政府は、外国人労働者の受け入れを拡大しているが、長時間・低賃金、劣悪な労働環境など、外国人労働者に対する人権が脅かされ続けています。

主催者の金澤壽けんり春闘代表は、「格差・貧困が拡大し差別排外が主義が広がっている、移住労働者と連帯し権利獲得の闘いを!」と訴えました。また、「移住者と連帯する全国ネットワーク」の山岸素子さんも「外国人労働者の人間としての権利を奪わないで」と呼びかけました。

ベトナム人技能実習生から過酷労働の実態、JAL不当解雇撤回争議団から不当労働行為を許さず解雇撤回を闘う決意が訴えられました。また、韓国サンケン労組は、日本企業の子会社が韓国で不当解雇を行ったため、解雇撤回闘争のために来日し解決するまで帰れないとの決意のもと、闘争の歌とパフォーマンスで連帯を呼び掛けました。ビルマ、フィリピン、タイなどからの移住労働者がそれぞれの国の踊りや歌を披露し、多文化多民族の共生社会を訴えました。

集会後、参加者はブラジルのサンバ隊を先頭に休日でにぎわう上野御徒町で、共生社会を呼びかけ、デモ行進を行いました。