女性労働者が積極的に 参加できる全労協ヘ / 全労協新聞 2020年11月号

性労働者が積極的に参加できる全労協 / 全労協新聞 2020年11月号

 


 

全労協常任幹事就任にあたって

性労働者が積極的に
参加できる全労協

常任幹事
藤村 妙子

 全労協の常任幹事になった大田区職労特別執行委員の藤村妙子です。私は、一九七三年四月に大田区役所に採用されました。私の労働組合との出会いは、配属された職場の先輩が頸頚腕症侯群に罹患し、職業病認定に向けた闘いを支援する事から始まりました。ある時、大先輩から「自分は組合運動をやっていても、知らないうちに組合運動を止めてしまう人や、管理職になってしまう人をたくさん見てきた。あなたは、是非最後まで頑張って闘ってほしい」と言われました。

 そして、今振り返ってみると四八年間組合活動を続けているので、その大先輩の言葉に応えられたのかなと思っています。

 また、同期の人たちを中心に「大田区職狭山差別裁判を闘う会」を作り狭山闘争にも参加してきました。「闘う会」のメンバーはほとんど退職してしまいましたが、今でも解放同盟品川支部と連帯した活動を続けている方もいます。

 また、「大田区職員9条の会」を作り、足かけ約十三年毎月ニュースを発行して一六ー号になりました。地域の労働者と東京からの満蒙開拓団送出の調査研究を行い「東京満蒙開拓団」をゆまに書房から出版しました。

 ところで、私は女性労働者がもっと積極的に全労協運動に参加できるようにしたいと思っています。組合の幹部と言われている人には、男性が多いのは日本の労働運動の重大な問題点だと思っています。確かに、全労協に結集している労働組合は男性比率が高い組合が多いのも現実ですか、どうしたら変えられるのか考えていきたいと思います。

 また、今私は会計年度任用職員(週3日の非常勤)として働いていますが、職場には専門職として長期間で働いている会計年度任用職員がいます。ほんのわずかなボーナスは出るようになりましたが、「会計年度」の言葉通り身分は不安定です。最高裁判決で明らかになったように、まだまだ多くの職場で非正規労働者への差別かまかり通っています。多くは、女性です。本当の均等侍遇の実現も大きな課題だと思っています。柚木さんには及びませんが、頑張っていきたいと思います。