9・15女性たちの最高裁前アクション / 全労協新聞 2020年10月号

9・15女性たちの最高裁前アクション / 全労協新聞 2020年10月号

 


 

9・15女性たちの最高裁前アクション

司法が変われば
社会が変わる!


 九月十五日午後、労契法二〇条をもとに争われている大阪医大事件、メトロコマース事件の最高裁弁論が開かれた。ともに原告は女性たちだ。

 当日昼には、最高裁南門付近で原告たちと応援する女性たちの呼びかけで「司法が変われば社会が変わる!」「最高裁は世界に恥じない判決を!」との横断幕を掲げてアピール行動が行われた。「私たちは同一労働同一賃金をあきらめないぞ!」コールが響き、呼びかけ人の一人中島由美子さん(全国一般東京南部支部委員長)は「女性の働きが搾取されている、賃金も低い、評価も低い、怒りいっぱいだ。最高裁が求められているのはJUSTICEだ」とアクション呼びかけの思いを語った。

 記者会見でアクションに間に合わなかった大阪医大原告のアピールが紹介され、メトロ原告が最高裁への思いをぶつけた。ついでジャーナリストの竹信三恵子さんが「非正規の労働条件がどうなるか鍵となる判決だ」、宮本徹衆議院議員共産党)は「四割が非正規の今、待遇改善の大事な闘いであり、ちゃんとした判決を」、福島瑞穂参議院議員社民党)は「身分差別をなくすぺき、法の主旨に則りきちんとした答えを」、全労連女性部大西事務局長も「私たちの運動でできた労契法二〇条に魂をいれていこう」とリレートークで訴えた。

 最後は中原純子さん(全労協女性委員会代表幹事)による「私たちは希望が持てる判決をあきらめないぞ!」「私たちは正義の判決をあきらめないぞ!」コールが響いた。

 参加者は七十人を超え、各地から四二人が行動への賛同を寄せてくれた。

(女性委員会 柚木康子)