マタハラ裁判 / 全労協新聞 2020年6月号

マタハラ裁判 / 全労協新聞 2020年6月号

 


マタハラ裁判

最高裁への団体署名協力を

 

二〇一九年十一月二十八日に東京高裁が言渡した判決は、正社員の地位を認めないばかりか、地裁判決を覆し「原告の執務室内での録音行為」等が信頼関係を破壊したとして雇止めを認め、さらに「原告提訴時の記者会見が会社の名誉又は信用を毀損した」として原告に五五万円もの損害賠償を命じた稀にみる不当判決です。

 

女性委員会は本件マタハラ裁判を一審から支援・連帯してきた。

 

育休復帰後も労働条件を下げず元の地位で働き続けることは、安心して子供を産み働き続ける育介法で保障された当前の権利であり、労働者の少ない自己防衛手段である録音行為が雇止めの理由や提訴後の記者会見の発言が名誉棄損とされてはたまらない。声を上げる労働者の権利を否定する高裁不当判決は労働運動に与える影響も大きい。

 

最高裁判所に上告して闘う原告を応援するために、各労組に「団体署名」のご協力をお願いします。

 

全労協女性委員会)

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