(NOVA支部)従業員・生徒の安全を求めスト / 全労協新聞 2020年9月号

(NOVA支部従業員・生徒の安全を求めスト / 全労協新聞 2020年9月号

 


 

コロナ禍に地域・職場で奮闘する全国の仲間たち 


 
ゼネラルユニオン(NOVA支部
従業員・生徒の安全を求めスト


 NOVA支部は、従業員と生徒たちの安全を求めて断続的にストライキを敢行してきた。八月には一日に100レッスン、八日には150レッスンで組合員たちはストライキに入った。「狭く、パーテーションも貧弱な教室に多数の生徒でレッスンを行なうのは新型コロナウイルス感染の危険か高い」として組合はレッスン当たりの生徒数の削減を求めてきたが、NOVAは「それでは採算が取れない」として拒んできたのだ。

 

 八月十三日、組合宛にNOVAから文書が届き、「大人の生徒については八月十六日から1レッスン当たり最大三名に、キッズについては十月1日から最大5名に、それぞれ削減する」との内容だった。新型コロナウイルス感染の危険の除去にはその他の対策も含めてやるべきことがまだ多くある。この「レッスン当たりの生徒数の削減」は経過が示す通り、ストライキがもたらした会社側の譲歩だ。

 

 組合は近々、ソーシャル・ディスタンス確保の改善を求める新しい要求を提出することになるだろう。確認すべきことがある。ストライキに実際に入った組合員の数は僅か三五人だったのだ!

 

 更に、この三五人の中の二人は契約更新拒否を通告されていたのだが、ストライキ中にそれぞれについて「契約更新拒否を撤回し更新を行なう」との連絡が届いた。

 

 「NOVAを変えることなど無理なこと」、「やってみても無駄」という言葉をわれわれはしばしば耳にする。だが、ストライキとこれを敢行したヤワでないNOVA支部の組合員たちは示した、「そうじゃない」と。組合員の数が増えれば一層の力となる。各職場の安全対策の一層の改善を続けるために、そしてレッスンとレッスンの間の仕事全部への給与の支払いを求めるために、更に社会保険への加入を実現するために、組合に加盟し共に声を上げよう。

 

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