全労協/ 大久保製壜所社前で労災に抗議スト行動 / 新聞 2019年9月号

全労協大久保製壜所社前で労災に抗議スト行動 / 新聞 2019年9月号

 

 

全国一般全国協
東京東部労組


大久保製壜所社前で
労災に抗議スト行動


 大久保製堰所の職場で七月七日、倉庫の製品多段積みが原因の重大労災事故が発生し、戸谷組合員と職場の労働者二人が崩れた製品の片付け作業中に再度の荷崩れに巻き込まれ、文字通り「殺されかける」事態となりました。

 

 事故が起きた場所は一トン前後の重量製品が三五〇パレット以上、四段から六段うずたかく積まれている仮置き場の倉庫で、支部・職場の仲間は長年に渡り「死亡事故が発生する可能性がある。積まれた製品の重量で床もへこみ地盤沈下している。製品の荷崩れ横転はたびたび起きている」と会社に安全対策・改善を要求してきました。しかし会社は、多段積み状態を黙認・放置、「倉庫を借りるとコストがかかる」として安全対策を怠ってきました。この労災事故は会社の金儲け優先、安全無視の結果おきた人災事故です。

 

 東京東部労組大久保製壜支部は七月二十九日の団体交渉でも、労災事故の責任を追及しました。しかし、会社は、労基署からの指導を事実上軽視していたことを自認するなど、不誠実な対応に終始しました。

 

 安全対策を怠ったことでおきた今回の労災事故は人災事故に他なりません。大ケガを負った労働者への誠意ある謝罪、安全な職場環境を求めて八月二十三日、雨と猛暑の中、支部九人は、「敢然と闘い敢然と勝利しよう」の赤旗を掲げ朝九時からストライキに突入しました。七月七日の労働者三人の重大労災への会社への抗議と職場の仲間には共にストライキに参加しようと門前で職場ビラ配布を行いました。

 

 朝九時、二〇〇人近い仲間たちが続々と大久保製壜所玄間に押しかけてきます。

 

 総合サポートユニオンの大蔵屋商事の仲間たちはストライキでの参加です。東京清掃働組合、東京労組、全労、京成労組民主主義を守る会、下町ユニオン、プレカリアートユニオン、全日建連帯労組、東京管理職ユニオン、全関東単一労組、国労、練馬ユニオン、神奈川シティユニオン、自治労公共サービス清掃労組、ユニオン首都圏ネット、ユニオンネットお互いさま、江戸川地区労、江戸川ユニオン、葛飾区労協、全国一般全国協、全国一般東京なんぶ、荒川区労評、東水労、非正規ユニオン、全労協退職者ユニオン、毎日新聞社労組、郵政ユニオン、東京労働安全衛生センター、部落解放墨田区民共闘、部落解放同盟墨田支部、労働情報、レイバーノーツ、スガワラ労組、レイバーネット、墨田労組連、すみだユニオン、亀戸労政、葛飾区議みずま雪絵さん等多くの仲間が駆け付け、大久保製壜支部九人と共に心からの怒りを曝発させました。


 工場一周包囲デモでは「大怪我をさせた労働者に心から謝り、賠償しろ」「危険な多段積みをやめろ」「労働者の安全を守れ」と地域一帯に絶え間なくシュプレヒコールが響きました。


 最後には、大久保製壜所労働組合の高橋委員長に対して「高橋委員長はストライキでたたかえ」「東部労組への誹謗中傷を東部労組の事務所に来て謝れ」と糾弾の嵐です。