辺野古に基地を造らせない / 全労協新聞 2020年8月号

辺野古に基地を造らせない / 全労協新聞 2020年8月号

 


辺野古に基地を造らせない

沖縄の民意に
連帯の「意見書」を


 辺野古新基地建設は不可能として沖縄県が埋立承認を撤回したのは、大浦湾側埋立海域に広がる軟弱地盤が最大の理由でした。政府・防衛省は、地盤改良により埋立は可能として工事を強行してきました。地盤改良のためには「設計概要変更申請」が不可欠であり、沖縄県の認可無しに工事を進めることはできません。

 四月二十一日、防衛省沖縄県に対し「設計概要変更申請」を行ったことで、辺野古新基地建設阻止をめぐる闘いは大きな節目を迎えています。「設計概要変更申請書」の告示・縦覧が、七月中~下旬頃から始まり、三週間の縦覧期間中は、誰でも(団体も可)沖縄県知事宛てに意見書の提出ができます。工事が困難な軟弱地盤に加え、今後十二年、九三〇〇億円(沖縄県は二兆五五〇〇億円と試算)の巨費を投入する「設計概要変更申請」が、「唯一の解決策」などでない事は明らかです。辺野古に基地は造らせない!玉城デニー知事を激励し、沖縄の民意に連帯する声を「意見書」として届けよう。

 政府・防衛省の工事強行をストップさせるのは、全労協に結集する仲間の支援連帯する行動です。書式と書き方は全労協本部に連絡下さい。

 (全国一般束京労働組合副委員長大森進)

 

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