大久保製壜支部 重大労災から一年 / 全労協新聞 2020年8月号

大久保製壜支部 重大労災から一年 / 全労協新聞 2020年8月号

 


7・7全国一般全労働者組合・東京東部労組 連続行動


 

全国一般東京東部労組大久保製壜支部

重大労災から一年
ストに150人


 昨年七月七日、大久保製壜構内テント倉庫において、重大な労災事故が発生しました。東京東部労組大久保製壜支部の戸谷組合員と職場の労働者二人が崩れた製品の下敷きになり、文字通り「殺されかける」というこの重大労災事故の責任は、組合が多段積みの危険性について度重なる警鐘をならし、改善を求めていたにもかかわらずそれを放置していた会社にあることは明らかです。

 組合は事故直後より労災の責任追及、「金儲け優先」体質をあらため、労働者の命を守れ、と会社に求めています。しかしこの間、会社は根本的な問題解決を図ろうとせす、被災者である戸谷組合員への損害賠償も事実上拒否し、「この問題はもう終わったこと」との姿勢に終始しています。

 東部労組大久保製壜支部は重大労災発生から1年となる七月七日、ストライキに決起し社前集会を行いました。全国一般・全労働者組合東伸社ユニオンとの共同行動の一環として行われたこの集会には、東部労組各支部・地域・友好労組の仲間一五〇人が駆けつけてくれました。

 司会進行を務めた大久保製壜支部の金澤委員長が冒頭、人と人との距離を取ったりマスクを着用したりするなどの感染防止対策を参加者に要請し、集会は始まりました。地域・友好労組の仲間からの連帯の発言では、会社の労働者の安全軽視に対する怒りか表明され、真剣な訴えで会社を糾弾しました。

 集会最後に大久保製壜支部組合員ひとりひとりが闘う決意を表明、「大久保製壜は金儲け優先をやめろ!」のシュプレヒコールが周辺に響き渡りました。