危険な多段積み隠蔽に ストライキで抗議 / 全労協新聞 2021年8月号

危険な多段積み隠蔽に ストライキで抗議 / 全労協新聞 2021年8月号

 


#全労協


全国一般東京東部労組大久保製堰支部

危険な多段積み隠蔽に
ストライキで抗議

 

 二〇一九年に発生した重大労災からちょうど二年となる七月七日、東京東部労組大久保製壜支部ストライキに決起し、会社前で抗議集会を行いました。

 闘う仲間一二〇人が結集、大久保製壜所に対して怒りの声を上げました。

 二年前の労災事故後、会社は指導を受けた労基署や組合に対しも「多段積みは是正」との趣旨の報告を行っていましたが今年六月、極めて危険な多段積みが依然として行われていたことが組合の調査で明らかになりました。労基署に対する事実上の虚偽報告・危険な実態の隠ぺいであり、許されることではありません。組合はこれについて六月二十四日、向島労基署に申告を行いましたが、会社は「逆恨み」的な対応をもって調査を行った組合に攻撃をかけてきました。

 集会ではこのような経過が組合から報告され、参加者は怒りを新たにしました。連帯の発言では多くの闘う仲間、そして東京清掃労組/同葛飾支部国労千葉地本/郵政産業労働者ユニオン/全国一般東京南部からも真剣な怒りのアピールが会社にたたきつけられました。

「安全なくして労働なし、抵抗なくして安全なし」。

東部労組大久保製製壜支部は今後も「労働者の命を守れ!金儲け優先をやめろ!」との声を上げて闘っていきます。

(東京東部労組委員長 菅野存)