全労協/ 東海第2原発を廃炉ヘ / 新聞 2019年11月号
●さようなら原発
●脱原発プロジェクト第2回学習会
十月二十四日、全労協脱原発プロジェクトは第二回学習会を二十人が参加して東京神田で行った。テーマは「東海第二原発の危険性と最近の東京電力の動向」講師はたんぽぽ舎副代表山崎久隆さんだった。山崎氏はスライドを使いながらわかりやすく話を進めた。
まず東海第二原発については、三〇キロ圏内に九四万人、一五〇キロ圈内には首都東京がありもし事故が起きれは大変なことになるにも関わらず、原子力規制委員会は運転開始から四〇年を超えたこの原発を「二〇年の運転延長」を許可してしまった。付近には東海村の原子力施設など多数の発電所・原子力施設もあり、説明を聞きながら改めて命をないがしろにして電カマネーを手にするためにだけ行われた今回の決定に怒りが込み上げてきた。
また、山崎さんは福島第一原子力発電所の汚染水問題について原発の立地はそもそも地下水が大量に出る場所であること。この地下水がトリチウムなどに汚染されていること。現在東京電力は凍土壁を作って防いでいるというが、凍土壁の下部はスカスカの状態であることや海洋放出は絶対に許せないことであることを豊冨な資料に基づき語った。
参加者は改めて原発はどこにもいらないと確信した。また、十一月二十七日午後三時~日本原電前で行われる「廃炉デー大アクション」へ結集が呼びかけられた。是非多くの参加を呼びかけます。