宮城合同労組 ヤマト運輸で無期転換 / 全労協新聞 2018年4月号

宮城合同労組 ヤマト運輸で無期転換 / 全労協新聞 2018年4月号



全労協新聞
より


全国一般全国協 宮城合同労組

ヤマト運輸で無期転換


 クロネコヤマト支部は昨年十一月、労契法十八条の実質施行に合わせて、非正規ドライバーを正社員に転換する要求を会社に提出し、団交を行った。そして今年三月十九日に第二回団交をもった。団交で会社側は、「三年で無期転換」、「一定の条件の非正規社員を本人の申請で正社員に転換する」などの内容を組合に示した。

 人員確保が目的であるが、ヤマト運輸が労契法十八条を超える制度を発足させたことは評価できる。支部は、「正社員転換に際し、退職金を非正規の期間も合めて計算すること」などを要求した。支部は、組合員が正規に転換になった後も、非正規差別を撤廃させる闘いを継続させる決意である。

 一方、正規との賞与格差是正を求めるヤマト運輸二〇条裁判は最高裁の段階にある。上告棄却を許さず闘い抜く。