全労協/ JAL争議支援(京都) / 全労協新聞 2014年11月号

全労協JAL争議支援(京都) / 全労協新聞 2014年11月号


●JAL争議支援(京都)

ゴア講演会へ
抗議・宣伝行動


九月二十九日、「青い地球は誰のもの」と、米国元副大統領アル・ゴアを講師として、京都市の真ん中、京都市役所向かいのホテルで稲盛財団成三十周年記念の講演会が開かれた。これに対し、日本航空の不当解雇撤回をめざす京都支援共闘会議が主催して、JAL一六五人の不当解雇撤回のための抗議・宣伝行動と稲盛和夫JAL名誉会長への要請行動を取り組んだ。

稲盛財団は一〇〇〇人規模の講演会と発表していたが、持参したビラ五〇〇枚が予定時間=開会十分前には完配できた。市民の関心の高さを示した。

客乗原告団の内田妙子団長と鈴木圭子事務局次長、京都支援共闘に結集される自立労、きょうとユニオン、合同繊維、JAL闘争を支える京都の会や京都総評加盟組合などの仲間が平日の昼にもかかわらずたくさん参加した。

原告・内田妙子団長を先頭に、財団・稲盛和夫理事長への不当解雇撤回を求める要請書手渡しに会場の建物に入ると、稲盛財団のいつも対応する人物が現れ、稲盛理事長はこの場には出てこれないと言うので、要請書全文を内田団長が読み上げ手渡した。

ホテル入り口にはゴア元副大統領を批判する手書きプラカードを持参したアメリカの若者も陣取り、市民はビラに全文掲載した稲盛理事長宛の要請書を丹念に読みながら会場へと向かった。

猛暑ぶり返しの都大路・京都盆地に、働く仲間の権利を訴える怒りのシュプレヒコールがこだました。

(稲村守JAL闘争京都共闘事務局次長)