稲盛賞授賞式に抗議行動 / 全労協新聞 2016年12月号

稲盛賞授賞式に抗議行動 / 全労協新聞 2016年12月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より



JAL闘争京都共闘
稲盛賞授賞式に抗議行動



十一月十日、もう第三二回目にもなった稲盛財団主催の京都賞授賞式(国立京都国際会館)に対する抗議宣伝行動が行われた。

JAL争議団の内田妙子団長、鈴木圭子副団長、JAL闘争京都支援共闘・梶川憲世話人などで、稲盛和夫JAL名誉顧問あての争議解決を求める要請書を提出に会場に向かう。内田団長からは「交渉過程で起きた不当労働行為が最高裁で断罪されたのであるから、解雇問題について解決する決断を下すべきであること、当時の会長であった稲盛和夫氏にその責任があること」を縷々表明し、申入れ文書を全文読みあげ手渡した。

そして池田和弘京都共闘事務局長(京都総評事務局長)の申し入れ行動報告を受け、大きなシュプレヒコールで抗議宣伝行動を閉じた。

十一月十日から十二日までの三日間で、JAL闘争京都支援共闘のニュース『京都のつばさ』と、日本航空の不当解雇撤回を目指す国民支援共闘会議発行の四つ折りリーフをセットした宣伝物は一八〇〇部完配した(手渡しのみで)。

二日目十一日の記念講演会参加者は九五%のビラの受け取り率で、「頑張ってください」と、現金のカンパまで争議団に寄せていただく参加者もおられた。「稲盛さんもそんなしとったらあかんわな」と。

稲盛名誉顧問地元の伏見の商店街では、ずいぶんと争議団はそれぞれ話し込んだ。

(JAL闘争京都共闘事務局次長
稲村守)