東京都知事選挙 / 全労協新聞 2016年9月号

東京都知事選挙 / 全労協新聞 2016年9月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より


東京都知事選挙
広範な闘いをつなげて


 石原慎太郎は国政に復帰するとして都政を放り出し任期途中で辞任。後継に指名された猪瀬直樹徳州会クループの資金提供問題で辞任。舛添要一は政治資金の公私混同問題で辞任と、政治と金を巡る問題で任期途中の辞任となる。都民の生活とかけ離れた政治家の「カネ」を巡る辞職で任期すら全うすることのできない状態が続いた。

 舛添知事の辞任で行われた都知事選挙は、いち早く立侯補を表明した自民党衆議院議員で元防衛相小池百合子、自民・公明推薦の増田寛也野党共闘が推す烏越俊太郎をはじめ21人が立候補するなかで闘われた。

 自民党東京都連が増田氏を推薦決定し、小池氏を応援する者は除名するとして分裂状態の中、野党共闘鳥越俊太郎か出馬表明したのは告示二日前で準備不足は否めない中での選挙戦となった。

 東京全労協は第八回常任幹事会で、人権・平和・憲法を守り、非正規労働者の正規労働者への転換、脱原発再生可能エネルギーの普及・促進、格差・貧困の是正など、東京全労協方針と闘いを共有することができることを確認し、組織推薦を行い当選に向けて職場・地域での取り組みを行いました。選挙は残念な結果に終わりましたが、参議院選挙の野党共闘の上に、市民連合・総がかり行動・ママの会・市民センター・勝手連革新都政をつくる会などが、広範な闘いをつくりあげたことを次に繋げなけれぱなりません。

(東京全労協