11・3憲法大行動 / 全労協新聞 2021年12月号

11・3憲法大行動 / 全労協新聞 2021年12月号

 


#全労協

 

 

11・3憲法大行動

 

改憲策動を許さない

市民と野党の連携を

 

 

 十一月三日、国会正門前において「平和といのちと人権を!11・3憲法大行動」が、総がかり行動実行委員会の主催で開催されました。総がかり行動実行委員会共同代表高田健さんからは、「衆議院選挙では多くの続一候補が小選挙区で勝利するが、一方で改憲勢力に三分の二の議席を許すなど課題をのこした。政洽を変えるために市民と野党の連携を強化していきたい」との主催者挨拶がされました。

 

 続いて野党を代表して日本共産党田村智子副委員長からは「安保法制=戦争法を許さない一日も早い廃止を」と力強い訴えがされました。立憲民主党近藤昭一衆院議員からは「いま憲法がないがしろにされている。憲法精神を生かしていこう」と話がされ、社民党福島瑞穂党首からは「戦争はしない。基本的人権は重要」と発言がされました。

 

 引き続き憲法学者の志田陽子さんからは、「改憲勢力により実質的な改憲が進められている。一人ひとりが声をあげていこう」との訴えがされ、東京大学教授本田由紀さんは、『野党共闘を強化して幅広い支持を受けられる勢力にしていこう』と呼びかけがありました。市民連合広渡清吾さんからは、「来年には参議院選挙が有る。政権交代に向け、運動を続けていく」と決意表明がされました。そしてジャーナリスト松本千枝さんからは、「コロナ禍で働く女性の生活・労働実態」等の報告がされました。最後に憲法共同センター岸本啓介さんから、「選挙では市民と野党の共闘の力を確認できた。さらに大きく強い市民と野党の共闘を作り、政治を変える運動を作っていこう」と行動提起がされ散会しました。主催者発表で二〇〇〇人の参加でした。

 

国労東京地本書記長 田中克幸)