最低賃金1500円をめざし / 全労協新聞 2016年6月号

最低賃金1500円をめざし / 全労協新聞 2016年6月号



全労協新聞
より


最低賃金1500円をめざし
嘘つき安倍政権に反撃を


全国一般全国協議会は、16春闘の重要な闘いの柱として、最低賃金の大幅引き上げの闘いを早めにスタートすることを決定している。

年頭より、「最低賃金大幅引き上げキャンペーン委員会」を、下町ユニオン、首都圏青年ユニオン、全国一般東京南部を連絡先として発足させた。そして、「最賃アップ一五〇〇円チラシ」を一万枚印刷し、「最賃アップのぼり」を新調し署名・宣伝活動を行っている。

二月二十七日には全国一斉で、最賃の大幅アップの統一情宣が行われ、東京では新宿アルタ前に八十人が展開した。四月十二日には、大手コンビニ三社の本社へ、「一〇〇〇円以下の求人を行わないこと」と、全国協本部が申し入れた。四月十五日には渋谷センター街とハチ公前で、「世界同時ファストフード15ドルキャンペーン」が展開され、道行く人たちに大きな反響をよんだ。

四月二十二日には、東京労春闘第三波の行動とタイアップし、長野一般松本インター店の当該始め八人が、「ワンオペ勤務を無くせ。最賃に張り付いた募集はNO!」と、ファミマ立川本部前に、五十人の首都圏六労組の全国一般の仲間らと声を上げ、申し入れの中でファミマ争議の前進を勝ち取った。

五月十七日に開かれた院内集会では、「最賃の大幅アップを参議院選の焦点に」と、野党四党の国会議員も参加し、八十人が結集した。全国一般は、今後も、全世界の最低賃金アップの闘いと連動し、一連の最賃大幅アップキャンペーンを、労働法制の改悪反対、長時間労働NOの闘いと共に進めていく。

(全国一般全国協議会書記長)