全労協/ 全労協大会 第2日目 / 全労協新聞 2015年11月号

全労協/ 全労協大会 第2日目 / 全労協新聞 2015年11月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より



全国労働組合連絡協議会
第27回大会報告

安倍自公政権打倒を宣言

労働者民衆の平和と権利、
生活を守るために



 十月四日~五日、全労協は第二七回定期全国大会を開催し、二〇一四年度の活動を総括し、二〇一五年度の活動方針案を議論し満場一致で闘う力針を採択した。



大会第2日

議案・役員体制を
全会一致で採択



 八時三〇分からは、動画で闘いを紹介し訴えた。全国一般三多摩労組から労組結成通告の場面など三件の闘いが紹介され、全国一般東京東部労組からは市進支部や全溶支部などストライキで闘っている姿か紹介され、東京清掃労組は部落差別による不当な勾留が続いた狭山裁判を検証するために現地で行っているフィールドワークの様子が紹介され、狭山裁判の取り組みが訴えられた。

 九時過ぎから再開された討論ではまず神奈川県共闘の宮澤さんが意見を述べた。練馬全労協の真下さんからは練馬全労協の取り組みか報告された。労働法制や戦争法案反対の闘いを区労協や区労連などと共に地域で共闘態勢を組んで取り組んできたこと。議会にも協力を求めながら区民運動の人びととも連携して街頭宣伝や学習活動に取り組み、練馬地域で一五〇〇人を超すデモにも取り組んできたことか報告され、会場から大きな拍手で激励が行われた。

 京都から京都ユニオン野村さんが発言し産廃事業iWAi分会の企業閉鎖にともなって続いている職場占拠の報告と支援の要請か行われた(四面参照)。国労高崎の原田さんからは安倍政権から顕著になってきた草の根右翼による攻撃について意見表明が行われた。

 大阪教育合同の大椿さんからは教育合同の闘いによって混合組合の合法性と意義が最高裁決定によって確定したこと。そして、私立大学では経営が困難となり非常勤講師の拡大などに労組としての闘いを呼びかけ、組織拡大に向けた決意も表明された。

 最後の討論には石油連絡会・全石油昭和シェル労組の瀧さんが立ち、脱原発プロジェクトの強化と全労協全体の一層の取り組み強化が訴えられ、また、各労組のOB・OGの皆さんの参加も是非進めていこうと呼びかけられた。

 意見を受けて中岡事務局長から「全ての争議勝利支援に私たちは全力をあげよう。また戦争法や労働法制改悪をなんとしても阻止し、原発再稼働に反対する闘いに向けて共闘を拡大するため常任幹事において議論を重ね大きな戦線拡大・強化の一翼をになっていくこと。そのため全労協の作り替えも積極的に進めていく。青年委員会・女性委員会の強化を計っていく。安倍政権打倒に向け、来年参議院選挙への取り組みを強化し、十一月大阪知事・市長選では橋下維新の会に勝利するために
奮闘しよう。積極的な討論に感謝する。」とまとめが行われ、全員一致で議案を採択した。決算予算については財政小委員会報告が諸隅事務局長から行われ、報告は全員一致で採択された。

 新たに二〇一五年度の全労協役員体制について和田選挙管理委員長から役員選考委員会の推薦が発表され、これも代議員の全会一致で確認された。


 その後、①戦争法阻止・沖縄辺野古新基地建設阻止に向けて決議、②労働法制改悪反対、③脱原発社会の実現、再稼働反対決議を採択し倉林常任幹事から大会宣言が読み上げられ、大きな拍手で確認がおこなわれた。

 新体制の発足にともない、退任する増田常幹(静岡県共闘)、杉田会計監査(東京清掃)から挨拶か行われ、新任された副議長の唐澤武臣氏、常任幹事の中里保夫氏、菅野存氏、鈴木英夫氏、会計監査の藤村妙子氏から決意表明がなされ、議長団によって大会スローガンが読み上げられ、大きな拍手で確認されて全ての議事を終了した。

 最後に金澤議長の音頭で団結ガンバロウを全員で三唱して第二七回定期全国大会は大きな成果を獲得して閉会した。安倍政権の暴走を止め、労働者民衆の平和と権利、生活を守るために全労協は全力を尽くそう。