全国で安倍政権にNO!の闘い
●連帯労組・やまぐち
日米軍事一体化と闘う岩国市民
五月十五日山口県岩国市・愛宕山開発跡地に米軍住宅建設の着工を政府・防衛省は開始した。この日を境に「愛宕山を守る市民連絡協議会」は、第二ラウンドの闘いとして位置づけ、広く市民に訴える活動を強めている。愛宕山開発跡地周辺への米軍住宅と運動施設の問題点を指摘する二万二〇〇〇枚のチラシ配布、中国四国防衛局(広島市)への連続した質問攻めとその矛盾点の宣伝、毎月一日、十一日(二十一日は持ち回り)の愛宕山神社公園で開催される愛宕山を見守る集いでは、工事着工(西工区後の米軍住宅建設・東工区後の運動施設建設)に抗議し、デモ行進を重ねている。七月十二日に「愛宕山に新たな米軍基地はいらない7・12市民大集会」を五〇〇人の参加者で開催し、全国に闘いを発信し続けることを誓い合った。
七月十五日には、空中給油機KC130が普天間基地から二機移駐させ、八月三十一日までに普天間から十五機全機を米軍岩国基地に移駐させること。すでに、新型大型輸送機MV22オスプレイの中継拠点化されていること、米海軍厚木基地からの米海軍原子力空母戦闘機部隊スーパーホーネット五九機の二〇一七年配備計画、後継機F35ステルス戦闘機配備計画など変貌する米軍岩国基地は、連日米軍機、自衛隊機が入り乱れ訓練の質を高めている。
組合は、「沖縄の負担軽減」を口実に繰り広げられる基地強化と訓練移転の動きに反対し、四月京丹後での住民交流会・集会、五月沖縄で与那国島・先島への自衛隊配備に集団的自衛権・集団安保で「沖縄戦を再び繰り返すのか」と日本政府へ怒りをたぎらせる人々との交流・集会、四月~七月岩国市民との交流を重ねてきた。憲法前文、九条、憲法十三条を安倍・自民党政権によって汚され、且、悪用され集団的自衛権・集団安保・自衛権の根拠とされている。